2億の出稼ぎ人が巨大な社会組織を形成、しかしいまだ効力なし

Record China    2007年1月10日(水) 15時0分

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店ののき下にふとんを敷いて寝る出稼ぎ人たち。彼らが今、巨大な社会組織を形成しているというが、その威力や効果は社会のさまざまな制約により発揮されていない。

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2007年1月10日、「中国農村臨時就労者の問題調査」という文書によると、中国の農村部から都市部への出稼ぎ人が今、巨大な社会組織を形成しているという。しかもその構造は複雑で、絶えず膨張を続けている不安定な集合体であるようだ。

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2007年現在、このような出稼ぎ人の社会組織には、およそ2億人が参加しているとみられている。しかしこれだけ巨大であるにも関わらず、さまざまな社会的要因のため、出稼ぎ人たちは都市部では特殊な位置にとどまり、肉体労働に従事してなんとか生活を維持できるにとどまっている。彼らの基本的人権と法に定められた権益の保護は行き届いていないことも多く、彼ら多くが暮らす環境は日本のいわゆる「最低限度の生活」にも達していないのが現実だ。このためさまざまな社会的問題が生じている。

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