2011年2月23日、韓国で1番中国人が多い地域について書かれた記事が中国のブログサイト・新浪博客に掲載された。作者は韓国在住の中国人。以下はその内容。

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友人が突然、中国のパオズ（包子）が食べたいと言い出したので、地下鉄で1時間ほどの京畿道安山市に行った。地上に出た途端、漂ってくる懐かしい中国のにおい。溢れかえる中国語の看板。耳慣れた中国語が飛び交っている。そして、鼻をくすぐるパオズの美味しそうな香り。

安山は大小さまざまな工場がひしめく工業地帯だ。ここには不法滞在の中国人が大勢暮らす。ほとんどが工場労働者だ。中国東北部から来た朝鮮族の中国人が多く、東北風味満載のチャイナタウンを形成している。韓国政府は見て見ぬふりだ。全員を強制送還してしまっては、働き手がいなくなる。韓国人は工場では働きたがらないからだ。

ここのパオズは本当に美味しい。私と友人は「食べ尽くす」「飲み尽くす」「舐め尽くす」という3つの誓いを立てた。韓国で食べるパオズは脂っこさが足りないため、私たち生粋の中国人には物足りない。でも、ここで食べるパオズは本場の味。以前、ソウルに留学している友人が1度に50個は買って帰ると言っていたが、私も10個まとめ買いした。

1〜2時間で帰る予定が結局、半日も長居してしまった。それでもまだ食べ足りない気がした。どんな高級ホテルの料理も、ここで食べる故郷の味にはかなわない。（翻訳・編集/NN）