中国の資本主義が意味するものとは?消費主義があらゆる領域に深く根付く―米紙

Record China    2011年2月20日(日) 11時7分

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14日、米紙は「中国の資本主義は何を意味するか」と題した記事を掲載。中国はわずか数年で、消費者国家が数十年かけて得た経験をしているという。写真は中国で急速に成長している美容業界。

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2011年2月14日、米ワシントン・ポスト紙は「中国の資本主義は何を意味するか」と題した記事を掲載した。中国はわずか数年で、消費者国家が数十年かけて得た経験をしているという。18日付で環球時報が伝えた。

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中国は社会主義国家であるにもかかわらず、消費主義は中国人のあらゆる領域に深く根付いている。オックスフォード大学のガース教授は、この現象が「中国を変え、世界をも変えている」とみている。中国は世界最大の温室効果ガス排出国であり、航空機部品の販売は全世界に及び、世界のブランドを買収しようとしている。

衣食不足が常だった中国の一般大衆がこの変化の最大の受益者だが、肥満と浪費は解放された中国の消費者が引き起こした予期せぬ結果だ。美容業界が不動産、自動車、観光、情報技術に次ぐ5つ目の産業に成長したのがその例と言える。中国は全世界に生産力を広げ、他国で需要が増加している安価なエントリーモデルの自動車を開発している。食品の安全や著作権の問題、環境問題をも引き起こしている。豊かになりつつある中国人は踏襲者から創造者に変貌する可能性が大いにある。

中国の影響力は米国や他国にも及び、数億人の中国消費者が重要なカギを握るようになるだろう。「中国人と我々(外国人)が、中国とどう向き合っていくか、そして中国の止まらない消費主義についてもどのように対処していくかが大きなカギとなるだろう」と同教授は指摘している。(翻訳・編集/中原)

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