Record China 2011年2月16日(水) 17時42分
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14日、高速鉄道の建設ブームに沸く中国では、同プロジェクトに年約9兆円、ライトレールなど都市交通システムに年約3.5兆円という多額の予算が使われ、財政破綻につながるとの懸念も出ている。写真は江西省内の南昌と九江を結ぶ高速鉄道。
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2011年2月14日、千龍網によると、高速鉄道の建設ブームに沸く中国では、同プロジェクトに年7000億元(約8兆9000億円)、ライトレール(LRT)などの都市交通システムに年2700億元(約3兆4500億円)という多額の予算が割り当てられている。
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高速鉄道と都市交通システムへの投資額を合算すると、毎年約1兆元近い数字となる。著名な経済専門家・葉壇(イエ・タン)氏は自身のブログで、このきわめて高い経済的負担が国家の財政を破綻させる危険性がある、と指摘した。
中国政府による鉄道網整備事業は03年から本格化。翌04年には国務院が営業距離数を10万kmにまで拡充する「中長期鉄道網計画」を採択した。42路線もの高速鉄道が2012年までに完成する運びとなっているが、投資額の膨張が顕著になっているという。中国鉄道部では毎年多額の負債を生んでおり、市場を無視した計画だとの声も上がっている。(翻訳・編集/岡田)
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