深刻化する干ばつ=背景には水の浪費を野放しなど人為的要素も―独紙

Record China    2011年2月10日(木) 11時20分

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2011年2月、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、中国北部の干ばつに関するドイツメディアの報道を紹介した。干ばつは深刻化しているが、水の浪費を制限できていないなどの人為的な要因もあるという。写真は2月7日、河南省。

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2011年2月、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、中国北部の干ばつに関するドイツメディアの報道を紹介した。9日、環球時報が伝えた。

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7日、独紙「ディ・ターゲスツァイトゥング」は、「中国の麦畑、3分の1が干ばつ被害に」を掲載した。中国北部の小麦地帯で深刻化する干ばつ。すでに被害は7省に及び、小麦収穫量換算でみると80%の地域が影響を受けている。中国政府は減収分を補うだけの備蓄があると発表しているが、世界の小麦価格上昇につながりかねないとも懸念されている。

頻発する中国の水不足には人為的要素もあると同紙は指摘する。工場の新設、郊外の都市化が急速に進んでいること、排水の浄化が遅れていることなどに加え、水の浪費も深刻。例えば北京市周辺では水を浪費するゴルフ場の建設が禁止されているが、「公園」や「レジャー区画」などの名前で実質的には19ものゴルフ場が存在しているという。(翻訳・編集/KT)

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