Record China 2011年2月7日(月) 15時18分
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中国人民解放軍の馬暁天・副参謀長が中国共産党中央党校が発行する新聞「学習時報」に寄稿した論文が中国の「平和的発展」を強調するものとして注目を集めている。写真は山東省済南市で行われた予備役の訓練。
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2011年1月31日、香港紙・文匯報は、中国人民解放軍の馬暁天(マー・シャオティエン)副参謀長による中国共産党中央党校の新聞「学習時報」への寄稿文を掲載した。人民解放軍の「平和的発展」を強調し、中国の軍事力増強に対する周辺国の懸念を緩和するものとして注目が集まっている。6日付で中国新聞網が伝えた。
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馬副参謀長は「戦略的好機の時代が内包するものを掌握し、我々の歴史的使命と役割を明確にせよ」と題した論文で、国際世論で中国に対する様々な「脅威論」が浮上し、圧力も強まる中、引き続き平和的発展の道を進むことが中国の唯一の選択肢であると強調している。
また、昨年は中国の周辺情勢で新たに複雑化の動きが見られ、一部の近隣国は中国の急速な台頭に警戒心を抱いているとしたが、「これらの国が中国との距離や自国の安全、利益を考えれば、我々に敵対してくるはずはない。中国と周辺国はこれからも穏やかな関係が続く」と指摘した。
米中関係についても、「少し前までは非友好的な対中政策が続いたが、相互依存度が強まる中、米国の対中政策は協力と対話がどんどん重視されていくはずだ」と指摘。こうした状況の中、両国関係は今後しばらく健全で安定した関係が続いていく、との見解を示した。
こうした発言に対し、北京の軍事評論家は、急速に国力を強めた中国がこの「戦略的好機」にどのような態度に出てくるか、国際社会が不安を募らせる中、軍事外交のトップが中国の平和的発展を強調したことの意義は大きい、と指摘。「中国の軍事力の発展はいかなる国にも脅威を与えない」ということを改めて国民と国際世論に説明したかったのではないか、との見方を示している。(翻訳・編集/NN)
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