Record China 2011年2月8日(火) 15時37分
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4日、中国広播網は記事「中国はすでに『コスト主導型インフレ』に転向した」を掲載した。原料コスト、労働コストの上昇がインフレを招く構造になっているという。写真は山東省日照市。旧正月前最後の給料をもらう出稼ぎ農民。
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2011年2月4日、中国広播網は記事「中国はすでに『コスト主導型インフレ』に転向した」を掲載した。以下はその抄訳。
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経済統計によると、農民の収入の伸びは昨年、ここ13年間で初めて都市住民を超えた。このまま進めば都市と農村の格差が縮小することになる。国家統計局は出稼ぎ農民の給与上昇と農作物の価格上昇が要因と分析しているが、このことは中国が「コスト主導型インフレ」に突入したことを示すものだろうか?著名経済学者の●以寧(リー・イーニン、●はがんだれに萬)氏はその見方を肯定している。
コスト主導型インフレとは、原材料、農作物、労働力、土地及び不動産などの供給が不足し、それらの価格が上昇することで、さまざまなコストが上昇するというもの。特に内陸部の経済成長が進むにつれ、沿海部に供給されていた出稼ぎ農民の労働力が不足。労働コストの上昇が著しいと見られる。
コスト主導型インフレに突入したとすれば、中央銀行が進める金融引き締め政策ではインフレの抑制は利かないという。国家発展改革委員会中国マクロ経済学会の王建(ワン・ジエン)副会長もコスト主導型インフレに突入したとの見方に同意。インフレが庶民に与える痛みを緩和するために、低・中所得者への生活補助金支給を実施するべきとの見方を示した。(翻訳・編集/KT)
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