<旧正月>恒例の年越し番組、実は半数が「見たくない」―中国

Record China    2011年2月2日(水) 23時8分

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2日夜、中国国営テレビ局・中国中央電視台が放映する恒例の年越し番組「春晩聯歓晩会」。全国の家庭で視聴される国民的番組だが、中国紙・環球時報のアンケートでは、見る人と見ない人がほぼ拮抗する結果となった。写真は番組で披露される中国の漫才・相声の収録風景。

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2011年2月2日、北京時間午後8時から、中国国営テレビ局・中国中央電視台(CCTV)が放映する恒例の年越し娯楽番組「春晩聯歓晩会」がスタートする。旧暦の大みそかから年越しまでの数時間、全国の家庭で視聴される国民的番組だが、中国紙・環球時報(電子版)は「あなたは今年もこの番組を見ますか?」とのアンケートを実施。見る人と見ない人がほぼ拮抗する結果となった。

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中国中央電視台のみならず、全国の地方局で一斉生放送されるこの番組。中国、香港、台湾のスター歌手が勢ぞろいする豪華さに加え、コントや漫談、京劇から雑技からマジックまでありとあらゆる出し物が用意されている。「これを見ずに年は越せない」といった位置づけは、日本の紅白歌合戦にも似ているが、今回のアンケートでは意外にも票が2つに割れた。

2日午後4時(北京時間)時点で、「見る」が5882票(51%)、「見ない」が5724票(49%)。投票理由を見てみると、「見る」としている回答者たちも、必ずしも番組を楽しみにしているわけではないようだ。

「見る」とした人の理由―「これを見ないでほかに何を見るの?」「ほかにこれといった番組もないし」「見るのがお約束だから」といった“消去法”的な意見、そして「見たくないけど、両親がどうしても見たいと言うから」「見る価値はないけど、この番組をつけておけば一家でワイワイ団欒できるんだよね」といった、家族に配慮した意見が目立った。

「見ない」とした人の理由―「ほとんどのTV局をジャックする独占番組」「低俗で芸術を殺している」「毎年同じタレントばっかりが出てきてつまらない」「もう徹底して廃止しようよ」といった、内容のつまらなさやマンネリを指摘する声が。また「ここ(ネットのアンケート)で回答した人は若い世代が主流だと思うけれど、大多数の中高年や農村の人たちからすれば、やっぱり楽しみな番組だと思う。だから、このアンケート結果は実態を反映したものではない。わたしは見たくないけれどね」といった冷静な意見も聞かれた。(翻訳・編集/愛玉)

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