粉ミルク不足問題深刻化、特区政府が業者と協議―香港

Record China    2011年2月4日(金) 13時31分

拡大

1日、香港当局は、香港で粉ミルク不足が問題となっていることを受けて粉ミルク生産業者と協議した。一部店舗では、陳列棚から粉ミルクが姿を消している。写真は中国のスーパーで販売されている粉ミルク。

(1 / 4 枚)

2011年2月1日、香港当局は、香港で粉ミルク不足が問題となっていることを受けて、粉ミルク供給の安定化のために、同生産業者と協議した。一部店舗では陳列棚から粉ミルクが姿を消しており、緊急の対応が求められる事態となっている。新華網が伝えた。

その他の写真

記事によると、香港の繁華街コーズウェイベイにあるスーパーマーケットチェーン・ウェルカム(恵康)の陳列棚には、通常の80%程度の数量しか配荷されておらず、さらにその近所にあるドラッグストアチェーン・ワトソンズ(屈臣氏)店内の棚には「入荷待ち」と書かれた紙が貼られている。ワトソンズの従業員によると「どこも一緒」だという。だが、香港特区政府食物及衛生局の周一岳局長は、記者会見で「一部業者が品薄状態になっているのは確かだが、大部分の業者には在庫不足はみられない」との見解を示している。

香港消費者委員会によると、粉ミルクの品薄は最近に始まった問題ではなく、メラミン汚染粉ミルク事件や人民元の上昇と関係があるという。また、香港全ての粉ミルク業者ではなく、比較的人気のある1〜2社の商品に品薄が集中しているという。同委員会には粉ミルクの品薄に関する苦情が相次いでおり、昨年1年間で71件だった苦情が、今年1月だけですでに23件も寄せられているという。(翻訳・編集/小坂)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携