死せる諸葛、英国を悩ます?幻想美の中国名物「孔明灯」、英国で物議―英メディア

Record China    2011年2月3日(木) 20時58分

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1日、環球網は記事「英国、国民に孔明灯を放たないよう呼びかけ=ネットユーザーの多くは納得せず」を掲載した。写真は2008年9月の中秋節。四川大地震の被災地・北川県では死者を悼む孔明灯が放たれた。

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2011年2月1日、環球網は記事「英国、国民に孔明灯を放たないよう呼びかけ=ネットユーザーの多くは納得せず」を掲載した。以下はその抄訳。

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孔明灯とは紙製の熱気球。紙風船の中で火を灯すとゆらゆらと空に浮き上がっていく。闇夜の中、無数の孔明灯が浮かんでいるシーンは幻想的だ。『三国志』で知られる諸葛孔明が発案したとされる。

中国の文化が欧州に伝わるなか、孔明灯も流行しつつあるという。しかし、火種を空に飛ばすだけに問題は火災だ。英国では結婚式やパーティー、イベントで孔明灯が放たれることが多いが、落下して火が燃え広がることがある。また高圧電線にひっかかるトラブルも起きている。

1月31日付英紙デイリーテレグラフによると、英国の消防署のうち、3分の1は孔明灯が原因の火災を対処したことがあるという。過去2年間での通報件数は100件を超えている。2月3日の旧正月には大量の孔明灯が放たれると予想されているだけに被害が懸念される。

しかし、こうした警告に英国ネットユーザーの多くは納得していないようだ。デイリーテレグラフのコメント欄には「2年間で100件の通報なんて。英国の消防署は1000カ所以上ある。たいした数じゃない」「落下する時には火は消えているはず。これを危険だというならば、火が出る物品を全て禁止すればいい」などと反発するメッセージが書き込まれた。(翻訳・編集/KT)

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