温首相、「政府を批判・監視できる環境づくりが必要」と言明―中国メディア

Record China    2011年1月27日(木) 11時22分

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24日、中国の温家宝首相は、市民からの陳情を受けつける専門機関・国家信訪局を視察した。行政トップが一般市民と直接対話を行うことは建国以来初めての出来事。写真は国家信訪局。

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2011年1月24日午後、中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は、市民からの陳情を受けつける専門機関・国家信訪局を視察し、同局を訪れていた一般市民の置かれている現状や、政府に対する意見を聞くなど、膝をつき合わせた意見交換を行った。行政トップである首相が陳情に訪れた一般市民と直接対話を行うことは、中国建国以来初めての出来事。中国政府網が25日付で伝えた。

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温首相は「中国政府は人民の政府であり、その権力は人民から与えられたものだ」とし、行政全体が透明化され、社会的な監視を受け、すべての行政権力が公のもとで行使されなければならないと指摘した。一般市民が政府に対して意見や提案を伝えるシステムや政府を批判・監視できる環境づくりを行い、人々の抱えている問題を解決することに尽力しなければならないと話した。

また温総理はこの日、各地から陳情に訪れた市民8人から直接意見を聞いた。今年3月に開かれる全国人民代表大会での政府工作報告や、現在策定中の第12次五カ年計画にもこれらの意見を盛り込むとし、「人々の声に耳を傾け、人々からの批判に向き合うことでしか、行政が人々の望みをかなえることはできない」と語った。(翻訳・編集/岡田)

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