2011年1月23日、中国江蘇省蘇州市の高級ホテルが1卓38万元（約476万円）を超える「年夜飯」（年越しの食事）を売り出し、話題を呼んでいる。新華網が伝えた。

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「年夜飯」とは、旧暦の大みそかから元日にかけて家族そろって食べるごちそうのこと。近年は高級ホテルで豪華なコースを食べるのがステータスとなっており、今年もすでに「満員御礼」の札を掲げるホテルも少なくない。そんな中、蘇州のクラウンプラザ蘇州（蘇州中茵皇冠假日酒店）が高級食材を取りそろえた超豪華「年夜飯」を売り出し、注目を集めている。食事のほかにリムジンでの送迎、プレジデントスイートでの宿泊などセレブ気分が味わえるサービスも付いてくる。通常は合計59万7160元（約749万円）のところを特別に38万8888元（約488万円）で提供するとしている。

こうした風潮に対し、復旦大学社会科学基礎学部の邵暁栄（シャオ・シアオロン）副教授は「消費者のニーズがあることは確かだが、企業側も過剰消費をあおるようなことは慎むべき」と苦言を呈している。（翻訳・編集/NN）