2011年1月19日、春節（旧正月）の特別輸送態勢がスタートした。2月3日の春節をはさみ27日までの40日間に及ぶ。期間中に移動する人の数はのべ28億人に上るとみられている。中国新聞網が伝えた。

【その他の写真】

今年は昨年より3億人多い延のべ28億5000万人が世界最大の「民族大移動」に参加する見通しだ。期間中は各交通機関とも大変な混雑が予想されるが、混乱防止のためのユニークな試みが注目を集めている。

深セン市では市民に情報提供する「鉄道スポークスマン」を任命する。チケット発売開始前には予約方法や発車時刻などの詳細を大手メディアで発表し、発売後もチケットの残数や運行状況などを毎日発表していくというものだ。

イマドキなのが温州市の「マイクロブログ」。地元の鉄道警察が「平安温州鉄道」というユーザー名で新浪網にマイクロブログを開設し、リアルタイムで鉄道の運行状況を知らせていくというもの。このほか、この時期に多いスリや置き引き、詐欺などにあわないための心得も伝授するという。（翻訳・編集/NN）