化学兵器にも用いられるトリホスゲンの流出事故=従業員71人に被害、25人が重症―安徽省宿州市

Record China    2011年1月9日(日) 12時34分

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6日、安徽省宿州市の薬品工場でトリホスゲンの流出事故が発生。労働者の一部が吸入するなどの被害が出ている。トリホスゲンは化学兵器にも用いられる猛毒の気体。写真は7日、入院中の被害者。

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2011年1月6日、安徽省宿州市の薬品工場でトリホスゲンの流出事故が発生。労働者の一部が吸入するなどの被害が出ている。8日、中国新聞網が伝えた。

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トリホスゲンは試薬として広く用いられている有機化合物。しかし化学兵器にも用いられる猛毒の気体であり、吸入すると肺水腫を引き起こすため、厳重な管理が必要とされる。6日の流出事故では71人が被害を訴え入院。うち25人が重症と判断されたほか、29人が症状の観察段階にあるという。

事件を受け、安徽省政府は事故原因の究明と被害者の治療に全力を挙げるよう指示。医療専門家チームが現地に派遣され、治療に従事している。(翻訳・編集/KT)

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