懸命の努力実らず、国土の31万平方キロメートルが砂漠化=その面積は世界最大に―中国

Record China    2011年1月7日(金) 10時46分

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4日、深刻な国土の砂漠化が進む中国。官民挙げてのさまざまな努力にもかかわらず、現在31万平方キロメートルの国土が砂漠化しており、世界最大の砂漠化国家となっている。写真は10年8月、内モンゴル自治区シリンゴルで行われた砂漠化防止活動。

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2011年1月4日、中国では国土の深刻な砂漠化に根本的改善は見られず、現在31万平方キロメートルの国土に明らかな砂漠化傾向が見られるという。中国新聞社が伝えた。

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中国国務院新聞弁公室は4日午後、第4次全国の砂漠化観測に関する現況を発表。国家林業局祝列克(ジュー・リエカー)副局長は「中国は世界で砂漠化面積が最大の国家であり、砂漠化発生率も高い。全国で31万平方キロメートルの土地に明らかな砂漠化傾向が見られる」と発言。

さらに「過度の放牧や開墾、水資源の濫用、降水量の減少などの影響で、四川省西北部やタリム河下流域の砂漠化が拡大。荒漠化地区の植物は初期の回復段階にあるが、いまだ安定しておらず容易に悪化する可能性が高い」と指摘、人間の活動と昨今の異常気象が拍車をかけていると述べた。祝副局長は土地の砂漠化を「生態系の安全を脅かし、国家の経済発展を阻むもの」と位置づけ、今後一層の対策強化が必要であるとの政府見解を明らかにした。(翻訳・編集/本郷)

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