Record China 2011年1月2日(日) 5時16分
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12月28日、経済観察報は記事「北京市は12年連続で小雨干ばつ=地下水の利用は限界に」を掲載した。北京市にはここ2カ月あまり、ほとんど雨が降っていない。写真は2010年5月、北京市通州区の干上がった養殖池。
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2010年12月28日、経済観察報は記事「北京市は12年連続で小雨干ばつ=地下水の利用は限界に」を掲載した。
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北京市水務部門は頭を抱えている。ここ2カ月以上、北京市にはほとんど雨が降っていない。各地が初雪を迎える中、北京市の天気予報だけは今後の晴天を予測している。
域内に大河がない北京市では、水資源の多くを降雨に頼っている。特に年間降水量の3分の1以上を占める雨期の降水がカギを握るが、2010年の雨期は例年の25%という少ない降水で1960年以来最低となった。北京市水務部門によると、1999年以来、北京市は小雨時期を迎えている。この10年間で減少した降水量は200億立方メートル以上。密雲ダム10基分に相当する。
雨水以外の水資源として依存しているのが地下水。北京市の水利用量の3分の2を支えている。しかし過剰採水により地下水の水位は大きく減少。2014年の「南水北調計画」完成前まで地下水採水を続ければ、水位は平均で30メートル減少することになる。
問題解決には水資源の節約が必要。現在、「北京市節約用水弁法」の立法作業が進められているが、公衆浴場、水資源を浪費する企業、スキー場、ゴルフ場及び月の水使用量が5000立方メートルを超える企業の設立を禁止する方針だ。また、水資源が逼迫した際には企業への給水をストップする条項も検討されている。(翻訳・編集/KT)
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