2010年12月22日、韓国紙・朝鮮日報が米メディア電として報じたところによると、中国中央電視台（CCTV）が制作したドキュメンタリー番組「大国の台頭（大国崛起）」が北朝鮮で人気だという。環球時報が伝えた。

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「大国の台頭」はCCTVが2006年に制作した全12回のドキュメンタリー番組。ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、ロシア、アメリカという世界的大国が台頭した背景を探る構成になっている。北朝鮮で流通しているのは、2007年に韓国・EBSテレビが編集したバージョン。

報道によると、北朝鮮の次期指導者・金正恩氏も「『大国の台頭』は私の夢が詰まったドキュメンタリーだ」「何度見ても飽きない」と絶賛しているという。同氏の指示で編集を加えられたバージョンが朝鮮労働党幹部にも配られた。北朝鮮が掲げる「2012年に強盛大国を目指す」との目標に合致したことが、同作の人気の理由だと米メディアは分析している。（翻訳・編集/KT）