<朝鮮半島情勢>金正日が作り上げた偽りの外交危機―英紙

Record China    2010年12月21日(火) 19時11分

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14日、英紙ガーディアンは北朝鮮砲撃事件に関する記事を掲載した。北朝鮮の金正日総書記は大国間の亀裂を利用し、最終的に世界に偽りの外交危機をもたらそうとしていると分析した。写真は5月、山東省日照市の港湾に積まれた北朝鮮向け支援物資の化学肥料。

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2010年12月14日、英紙ガーディアンは北朝鮮砲撃事件に関する記事を掲載した。北朝鮮の金正日総書記は大国間の亀裂を利用し、最終的に世界に偽りの外交危機をもたらそうとしていると分析した。15日、米中国語ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。以下はその抄訳。

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11月の砲撃事件で北朝鮮は世界の注目を集めることに成功した。そして現在、北朝鮮はいつもの戦略に転向した。予想不可能な政策を背景に、冷酷な宣伝と威嚇、怒りをあらわにした挑発を用いた「神経戦」だ。

北朝鮮にとってゲームの相手は韓国だけではない。米国、中国、ロシア、日本。関係国全てを無視しもてあそぶゲームに金総書記は興じている。北朝鮮の目的は何なのか。自国の安全か、経済援助か、それとも息子への権力継承なのか。実はどの目的にも大して差はない。挑発を続けることで最後に何が得られるか試してやろうという偽りの外交危機でしかないからだ。

こうした状況を考えれば、二つのことが明らかとなる。第一に北朝鮮に責任ある行動をとらせるためには各国は共同戦線を張る必要があること。第二に現在の状況では各国に共同戦線を張る能力がないということだ。(翻訳・編集/KT)

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