11年3月にも中国人の個人旅行を解禁、ビザ・保険など不法滞在対策も万端―台湾

Record China    2010年12月21日(火) 7時57分

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18日、台湾の中時電子報によると、台湾当局が来年3月にも中国の旅行客を対象に個人旅行を解禁する。写真は台北市内の文武廟。

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2010年12月18日、台湾の中時電子報によると、台湾当局が来年3月にも中国の旅行客を対象に個人旅行を解禁する。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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記事によると、台湾が中国からの団体旅行を解禁して以降、日平均約4000人が台湾を訪れるようになった。関係者によると、団体旅行客の台湾での消費額は1人あたり150ドル、旅行客が1000人増えれば15万ドルの観光収入増につながるという。4000人は満足できる数字ではないが、台湾観光業会は来年3月の中国人観光客の個人旅行自由化に期待をかける。

台湾当局は、中国人観光客の不法滞在を防ぐため、ビザと保険をセットにした入境政策を進めており、まずは中国の3〜5都市からの観光客を受け入れ、観光客数をコントロールするという。観光客は中国政府が発行する「通行証」と、台湾の「入台証」を取得することになる。

自由化は、中国人観光客の台湾での宿泊施設、ショッピング、観光などの選択肢を広げることになりそうだ。中国人団体客の台湾での行動はこれまで、割高のホテルやデパートなどに限定されていた。また、中国人団体客が立ち寄る施設を狙った傷害事件なども起こっていたという。(翻訳・編集/津野尾)

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