中国への輸出額が急増、世界経済をけん引か―中国紙

Record China    2010年12月15日(水) 8時59分

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13日、今年10月まで、中国の輸入額が輸出額を上回り、世界経済の回復のけん引役となっている。写真は江蘇省連雲港の輸入コンテナ。

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2010年12月13日、人民日報(海外版)によると、今年10月まで、中国の輸入額が輸出額を上回っており、世界経済の回復のけん引役となっている。

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今年第3四半期、中国の経済成長率は9.6%を記録しており、国際通貨基金(IMF)の統計によると、全世界に占める中国の経済成長の割合は5分の1、中国の購買力も世界の4分の1を占める。09年、中国の石炭消費量は世界の総消費量の46%に達した。さらに、今年、中国における携帯電話の需要は中国以外のすべての国の需要の総数よりも大きいという。

記事は、金融危機後の中国の内需拡大が、周辺国にとどまらず全世界の景気回復に寄与したところが大きく、特に原油や鉄鉱石の価格回復は旺盛な中国市場の需要がもたらしたものだと指摘した。中国における今年第3四半期の原材料の輸入額は37%増で、価格上昇分を除外しても23.8%の増加だ。

世界各国の中国への輸出に対する依存状態が高まりつつあると記事は指摘。09年、中国は日本、オーストラリア、韓国、ASEAN、ブラジル、南アフリカの最大輸出国となっているだけでなく、各国・経済体の輸出全体に占める対中国輸出の割合が増大している。

記事はまた、対外経済貿易大学・張軍生(ジャン・ジュンション)教授の話として、中国はすでに輸入の重要性に気づいており、かつての「輸出奨励、輸入制限」政策は貿易収支バランスを追求する政策に転換しているとの見方を伝えた。中国の10年1〜10月の輸入額の伸びは40.5%で、輸出額の伸びの32.7%を大きく上回っている。(翻訳・編集/津野尾)

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