Record China 2010年12月14日(火) 15時49分
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12日、中国で若者が抱える問題に対するケアに注目が集まっている。3000万人が勉学をはじめ、精神的な問題などを抱えているという。写真は大学受験を控えた高校の教室。
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2010年12月12日、新華網によると、中国で青少年健康人格プロジェクトの事業活動を報告する会合が開かれ、中国の若者が抱える問題点に注目が集まった。3000万人が学業をはじめ、精神的な問題などを抱えているという。
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青少年健康人格プロジェクトは、児童や若者が成長する中で抱える問題をケアし、社会的適応能力を高めることを目的としている。中国の若者が抱える問題の背景の1つとして、急速に発展した社会の問題が挙げられている。工業化が進んだことで、社会や家庭のあり方が変わり、ライフスタイルや価値観が急変したことはは若者に大きなストレスを与えており、自殺や薬物使用、暴力、ネット依存症などの問題が増加する傾向にある。
中国人口宣伝教育センターが小中高校や大学を対象に行った調査では、「将来への展望が見えない」とする大学生は4割に上り、日常の中でストレスを感じている中学生は84%という高い割合を示した。また、両親や教師による評価によって怒りや情けなさ、鬱屈を感じ、自尊心が傷ついたと感じる学生が急増。親子の関係も各世代ともにぎくしゃくしたものになっていることがわかっている。両親との関係を語る際に頻出した語彙は中学生が「鬱陶しい、ケンカ」、高校生が「逃避、沈黙」、大学生が「応援、無理解」だった。
青少年健康人格プロジェクトは、「青りんごの家」というケアハウスを北京市に設置しているが、今後はこれを市内各地に増やし、黒竜江省や四川省、湖南省、甘粛省などにも試験的に設けることが決まっている。(翻訳・編集/岡田)
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