2010年12月1日、中国紙・南方日報は、海外ブランドのような名前を付けた国産の洋服や化粧品が、品質に見合わない高値で販売されていると報じた。

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記事によると、広東省広州市にある複数の高級デパートの洋服売り場には、「Sky&Sea」「Mervyns」「Marisfrolg」など一見すると海外ブランドのものかと思うような商品が並んでいる。中にはドイツや英国でデザインしたというものや、「上海××公司代理」などいかにも輸入品といった表示まで。その割合は売り場全体の約80％にも上る。

だが、その多くはブランド名だけ海外で登記した国産品。実際はデザインから生産まですべて中国国内で行い、完全に中国市場向けに販売している。品質はとても高級海外ブランドとは言えないが値段だけは“高級”で、卸値100元（約1200円）のシャツが、売り場に置かれる頃には10倍の1000元（約1万2000円）になるなどは珍しくないという。（翻訳・編集/NN）