目的遂行のため武力行使を厭わない米国だが、対中軍事衝突はないのでは―フィリピン紙

Record China    2010年12月2日(木) 10時14分

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28日、フィリピン紙「フィリピン・スター」は記事「朝鮮半島問題が『21世紀の米中戦争』の発端となる可能性」を掲載した。目的達成のためには軍事力行使をいとわない欧米諸国と中国は正反対の存在だと指摘している。写真は人民解放軍の演習。

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2010年11月28日、フィリピン紙「フィリピン・スター」は記事「朝鮮半島問題が『21世紀の米中戦争』の発端となる可能性」を掲載した。以下はその抄訳。

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将来、米中の軍事衝突が発生する可能性がどれほどあるのか。正確な評価は難しい。だが、ひとたび戦火が生じれば、壊滅的な被害が生まれるだけに、実際には戦争にならないと考えている人も多い。

特に米国人は中国と戦う前によく考えてみるべきだろう。朝鮮戦争でも中国に勝てなかった米国が、21世紀に入りさらに強力になった中国を倒すことができるだろうか?一方の中国はといえば、現在、貿易や製造業などの分野で世界をリードする存在。わざわざこの成功局面を捨ててまで、軍事衝突に踏み切るとは考えにくい。

欧米世界は歴史的に武力によって目的を達成する伝統がある。アヘン戦争や義和団戦争の記憶は中国人に深く刻み込まれている。中国の哲学はその正反対で、ソフトパワーをより重んじる傾向がある。その好例がイラク戦争だろう。米国とその同盟国が世界第3位の油田獲得を目指してイラクを侵略した時、中国は経済力を用いてアフリカの油田開発を進めていた。(翻訳・編集/KT)

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