2010年11月22日、貴州省六盤水市の第2中学（日本の中学・高校に相当）で、学生食堂の値上げに怒りを爆発させた生徒約1000人が食堂を破壊する事件が起きた。

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「開校以来、最も暴力的な事件」が起きたのは22日午後10時20分（日本時間同11時20分）ごろ。学生食堂が値上げを宣言したことに腹を立てた一部の生徒が直談判をしようと食堂に集まりだし、やがて口論に発展、食堂の椅子やテーブルを壊し始めた。同40分には地元幹部や公安当局が現場に駆け付け、事態を収束させたが、すでに食堂の窓ガラスや一部設備が壊された後だった。

同校は全日制の中学・高校で地元では管理が厳しい名門校として知られていた。食堂は2007年に外部の個人経営者の出資で建てられ、その経営者が運営していた。食費の値上げが実施されたのはこれが2度目で、今回は溜まっていた不満が爆発した形。同校の校長は「我々にも10代のころはあった。気持ちは十分理解できる。ただ、今回の件で生徒に法を守る意識が欠けていることが分かった」と話している。（翻訳・編集/NN）