米フォードの機密文書を中国企業に売った疑いの元中国人社員、罪を認める―中国メディア

Record China    2010年11月19日(金) 12時59分

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18日、米フォード社から技術文書4000点を盗み、中国の会社に売ったとして、昨年10月に米当局に逮捕された同社の元社員で中国籍の郁向東(49)容疑者が罪状認否で罪を認めた。写真は10月、杭州モーターショーに出展されたフォード車。

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2010年11月18日、米フォード社から技術文書4000点を盗み、中国の会社に売ったとして、昨年10月に米当局に逮捕された同社の元社員で中国籍の郁向東(ユー・シャンドン、49)容疑者が罪状認否で罪を認めた。網易汽車が伝えた。

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郁容疑者は1997年から2007年までフォード社にエンジニアとして在籍していたが、2006年末に中国深セン市の企業・富士康PCE工業公司とフォード社のコンピュータから技術文書4000点を盗み出し、それに成功すると、速やかにフォードを離れるという内容の契約を交わしていた。

郁容疑者は18日、連邦裁判所で正式に罪を認めた。来年2月23日に言い渡される最終判決では、懲役5年2カ月〜6年5カ月と罰金15万ドル(約1200万円)、同日から服役に入り、出所後は直ちに中国に強制送還されることが確定する見通し。

バーバラ・マックエード連邦検察官は「国際的な競争力を高めるため、米国の自動車メーカーは数百万ドル、数十年を費やして研究している。彼らの知的財産権は守らなければならない」と述べた。

同容疑者はフォードを退職した後、ライバル会社である北京汽車工業に就職、昨年シカゴで逮捕されるまで在籍していた。(翻訳・編集/NN)

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