<上海マンション火災>工事を下請け・孫請けに丸投げ、原因はずさんな安全管理―中国

Record China    2010年11月18日(木) 14時34分

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17日、中国・上海で15日に発生した高層マンション火災で、中国政府の事故調査チームは「法律や規則を違反した工事が原因。完全に防ぐことができた事故」との見解を発表した。写真は火災で焼けただれた室内。

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2010年11月17日、中国・上海で15日に外壁改修工事中だった高層マンションで大規模な火災が発生した問題で、中国国務院の事故調査チームは「法律や規則を違反した工事が原因。完全に防ぐことができた事故」との見解を発表した。環球網が伝えた。

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事故調査チームを率いる駱琳(ルオ・リン)国家安全生産監督管理総局局長は、火災の原因を▽無資格の電気溶接工による作業ミス▽下請けや孫請けが複数に及び、安全管理が行き届かなかった▽管理がずさんな現場で工期に追われながらの作業だった▽ナイロンやポリウレタンフォームなど燃えやすい材料が大量に使われていたため、火の回りが速かった▽複数の孫請けや無資格の溶接工が作業する状況を許していたずさんな安全管理体制―の5つを挙げた。

火災のあったマンションの外壁改修工事は上海市静安区政府の省エネルギー改修事業。9月に行った入札で静安区が設立した建設会社が工事を受注したが、下請けや孫請けが複数に及んでいた。(翻訳・編集/NN)

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