2014年12月30日、参考消息網によると、中国では未（ひつじ）年生まれは縁起が悪いとされ、午（うま）年の今年のうちに駆け込み出産する動きが目立っている。

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独国際放送ドイチェ・ヴェレが米紙ニューヨーク・タイムズ紙の記事を引用して伝えたところによると、遼寧、山東、甘粛省では今年、出生数が大幅に増加した。一部の地域では帝王切開手術による出産、人工流産手術も増えた。医療機関や行政機関の業務負担も増加している。

背景には、中国で「未年生まれは不吉」との言い伝えが信じられていることがあるとみられる。清朝末期に悪政で名をとどろかせた西太后も未年生まれだったため、輪をかけて忌み嫌われるようになった。中国の地方政府、医療機関は「午年の駆け込み出産は弊害が多い。医療機関の手も足りなくなる。迷信は信じないように」と呼びかけている。（翻訳・編集/AA）