2010年11月13日、産業構造の転換が進むにつれ、中国の企業が「コスト」という大きな障害に直面している。中国新聞社が伝えた。

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中国企業家調査システムが行った最新のアンケート調査で、企業経営にとって最も主要な障害として回答者が挙げたのは「人件費コストの上昇（72．5％）」と「エネルギー、原材料コストの上昇（56％）」の2つで、いずれも2009年の水準を上回った。

人件費コストが2009年末と比べて「上昇した」と回答した経営者は94．2％に上った。「下降した」と答えた経営者は0．4％。特に東部の企業や中小企業にこの傾向が顕著。原材料などのコストについては、「上昇した」と回答した経営者は77％、「下降した」と答えた経営者は2．8％だった。

このほか、企業経営にとって障害として比較的多く挙げられたものに「人材不足」や「社会保険や税負担」「資金難」などがあった。

なお、CPI（消費者物価指数）上昇予測については、今年の上昇幅予測が平均3．3％、11年が3．3％となっている。（翻訳・編集/岡田）