「友人があまりいない」が8割、友情も“利害関係”のうちに―中国

Record China    2010年11月14日(日) 14時20分

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11日、急速な経済成長を遂げ、人々が豊かな生活を送るようになっている中国で、「友人があまりいない」という人が増えている。写真は北京で行われた交友目的のバスツアー。

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2010年11月11日、中国青年報によると、急速な経済成長を遂げ、人々が豊かな生活を送るようになった中国で、「友人がいない」という人が増えている。

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中国青年報社会調査センターが2012人を対象にインターネットを通じて意識調査を行ったところ、77.9%が「本当に友人と言える人が身近にあまりいない」と答え、「気心の知れた友人がたくさんいる」と答えたのはわずか1.1%だった。調査対象は1980年代生まれのいわゆる「80後」世代が49.9%、1970年代生まれの「70後」世代が33.3%を占めている。

親友の数については、「1〜5人」が66.1%、「6〜10人」が22.2%、「10人以上」が4.3%、「1人もいない」が7.2%だった。99.6%が「本当の友情は日に日に少なくなっている」と答えた。74.9%が「社会全体が利益を追求するようになっている」、60.7%が「拝金主義の思想が世にはびこっている」と考えているほか、75.5%が「友情の在り方が変わり、利害関係のうちにある」と答えた。

2009年には、上海のある小学校で友だちをつくるため同級生に100元(約1200円)の現金を贈り合うのが習慣になっていたことや、小学生の間で学級委員の仲間になるため金銭や文房具を贈る子供がいるなどの事例も報じられている。(翻訳・編集/岡田)

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