米国を抜き世界一のエネルギー消費国となった中国=海外の石油・天然ガス資源買収を加速―英紙

Record China    2010年11月9日(火) 17時37分

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11月、英紙フィナンシャルタイムズは「海外の石油・天然ガス資源の買収を加速させる中国」を掲載した。中国企業は買収ペースを急激に加速させており、全世界の買収額の20%を占めるにいたった。写真は江蘇省南通市洋口港。

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2010年11月、英紙フィナンシャルタイムズは「海外の石油・天然ガス資源の買収を加速させる中国」を掲載した。以下はその抄訳。

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中国企業は今年、246億ドル(約1兆9900億円)を投じて、海外の石油、天然ガス資源を買収している。同期間における取引の約20%に相当するが、中国企業が安定的な供給源を求めて買収規模をさらに拡大していることがうかがえる。

国際エネルギー機関(IEA)の統計によると、2000年比で中国のエネルギー需要は倍増した。今夏には米国を抜き、世界最大のエネルギー消費国となった。コンサルティング企業ウッド・マッケンジーの調査によると、2年前までは石油、天然ガス資源の買収に占める中国企業のシェアは4%にとどまっていた。

今後、上昇するエネルギー需要を満たすため、中国はさらに買収活動を加速させるだけでなく、中国企業も世界進出の野望を持っている。ある中国石油企業幹部は言う。「相次ぐ買収は企業の長期的な発展から決定したものだ」「われわれの海外戦略は一貫している。その戦略は価値に基づき、機会主義に根差し、また管理リスクにも十分注目している」(翻訳・編集/KT)

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