Record China 2010年11月5日(金) 19時6分
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4日、日増しに緊張の度合いを深める隣国関係について、中国外交部の報道官は定例記者会見の席上、報道陣の質問に答え、諸国との積極的な友好関係を強調した。写真は10年10月、広西チワン族自治区南寧市で行われた中国-ASEAN博覧会。
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2010年11月4日、日増しに緊張の度合いを深める隣国関係について、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は定例記者会見の席上、報道陣の質問に答えた。中国外交部サイトの報道。
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次第に緊張の高まる隣国関係と、それに反して徐々に固まってきている周辺国家との協力関係。相反する見解が混在する中国の外交について、記者団から質問が飛んだ。これについて洪報道官は、「中国はアジア諸国と高官クラスでの交流を頻繁かつ活発に行っている。インド、インドネシア、ベトナム、ミャンマーの4国とは国交成立60周年の節目を迎え、今年は友好年としてとくに多くの交流活動を行ってきた」と、諸国との積極的な友好関係を強調。
次に、先月ベトナムのハノイで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会合について触れ、温家宝首相と各国首脳が全面的かつ実務的、活力にあふれ実りある戦略関係を推進する意向で一致したことを示した。平和的かつ友好的な関係を軸に経済発展などの面で協力し、アジアの一体化を目指すとした。先月28日に行われた首脳会合では、中国とベトナム、フィリピン、ブルネイなど一部のASEAN加盟国との間で懸案事項となっている南沙(スプラトリー)諸島の領有権問題についても話し合われ、02年に合意がなされた南シナ海行動宣言の強化で一致している。
また、洪報道官は中国の国力や影響力が急速な伸びを見せる中、アジアの平和と繁栄、世界経済の成長を牽引しているとし、「中国とアジア諸国との新しいパートナーシップは、近隣諸国にとっても揺らぐことのない政策。アジアの平和と安定、繁栄にとって重要な意義がある」と述べた。しかし、この場で述べられている“アジア諸国”とはあくまでASEANであり、現在、こう着関係の続いている日本について言及されることはなかったと記事は指摘している。(翻訳・編集/愛玉)
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