<中華経済>自動車保有数、世界平均下回る、米国並みなら石油枯渇―中国

Record China    2010年11月5日(金) 20時10分

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5日までに、2010年9月末現在の中国の1000人当たりの自動車保有台数が52台となり、世界の平均128台の半分に満たないことが分かった。

2010年11月5日までに、2010年9月末現在の中国の1000人当たりの自動車保有台数が52台となり、世界の平均の128台の半分に満たないことが分かった。この水準に達するためには全体の保有台数を現在の約8500万台から1億5600万台に増やす必要があるが、同時に環境汚染への配慮が不可避だ。4日付羊城晩報が伝えた。

公安部の発表では、中国の自動車とオートバイを合わせた「機動車」の保有台数は1.99億台。うち自動車は8500万台だが、「農用車」と呼ばれる低速のトラック1500万台を除くと、中国の実質的な自動車保有台数は7000万台で、日本の7500万台よりも少なく、米国の2.85億台の4分の1にとどまる。

1000人当たりの自動車保有台では、米国が950台で世界最多。他の先進国も500台を超える。中国はこのレベルに到達していないものの、09年に世界最大の自動車生産・消費国となり、保有台数は右肩上がりで増加。すでに道路渋滞や大気汚染が深刻な問題となっている。

中国の石油精製能力は過去5年で1億トン増えたが、この期間に増えた3500万台の自動車にすべて飲み込まれた。1000人当たりの自動車保有台数が米国の水準に達すれば、世界中から石油を集めても供給が追い付かなくなる。

清華大学の専門家が発表した研究報告によると、中国のエネルギー資源の状況を考慮すると、同国の自動車保有台数は1億5000台が限界。自動車消費の成長と社会の成長をいかに協調させるかが、中国自動車産業にとって大きな課題になっている。(翻訳・編集/JX)

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