シベリアトラを守れ!中国・ロシア・北朝鮮を自由に越境させる計画が進行中―中国

Record China    2010年11月5日(金) 16時31分

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3日、絶滅の危機に瀕するシベリアトラの生息環境を改善するため、中国・ロシア・北朝鮮の各自然保護区をシベリアトラが自由に行き来できるようにする構想が進められている。写真は安徽省合肥野生動物園で保護されているシベリアトラ。

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2010年11月3日、絶滅の危機に瀕するシベリアトラの生息環境を改善するため、中国・ロシア北朝鮮の各自然保護区をシベリアトラが自由に行き来できるようにする構想が進められている。中国新聞社が伝えた。

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吉林省琿春市で開かれた専門家会議で、同省林業庁動植物保護処の于長春(ユー・チャンチュン)処長が明らかにした。それによると、シベリアトラは50年代から密猟や伐採による生息環境の悪化により、個体数が減り続け、現在は全世界でわずか500頭ほどしか残っていない。これ以上増やすためには生息地を拡大させる必要があることから、中国・ロシア・北朝鮮の各当局がシベリアトラの自由な越境を認める方針を固めた。

具体的には各国に点在する自然保護区の間にシベリアトラが自由に行き来できる「生態通路」を設け、国境の垣根を取り払おうというもの。吉林省林業庁とロシア当局はすでに「越境保護協定」を結んでおり、共同でシベリアトラの個体数を増やしていくことで合意しているという。(翻訳・編集/NN)

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