2010年10月25日、法制日報は記事「中国人2人、米スパイのおとり捜査で逮捕＝取引名目でハンガリーに連れ出される」を掲載した。以下はその抄訳。

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24日に消息筋から得た情報によると、9月2日、ハンガリー・ブダペスト市裁判所は憲宏偉（シュエン・ホンウェイ）と李礼（リー・リー）の中国人2人の逮捕と米国への引き渡しを発表した。

コンピューター関係の仕事につく憲氏は、英航空企業BAEが販売するPROM（メモリの一種）に興味を持ち、中国地区での販売権を持つというHabor Trade International（HTI）社のマルコム・リー氏と接触した。チップの引き渡しをブダペスト市で行うというリー氏の提案を聞き入れたところ、逮捕されたという。

BAEのPROMは軍事転用が可能な製品として米国の輸出禁止リスト及び国際武器取引規則（ITAR）に記載されていた。HTI社のマルコム・リー氏は米国のスパイで、憲氏を逮捕可能なブダペスト市に連れ出したもようだ。憲氏ら2人は同市裁判所で裁判を受け、米国への引き渡しが決まった。（翻訳・編集/KT）