冷え込む日中関係で航空路線に大打撃、民間交流も続々キャンセルに―中国メディア

Record China    2010年10月21日(木) 11時22分

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20日、ここ数日間に発生した反日デモにより、日中両国の関係はさらに悪化。日本航空や全日空の中国路線は搭乗キャンセルがこれまでに1万人を突破。民間レベルの交流もキャンセルが相次いでいる。資料写真。

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2010年10月20日、改善の兆しが見えはじめた日中両国の関係は、ここ数日間に発生した反日デモにより急速に悪化。民間レベルの交流もキャンセルが相次いでいる。中国評論新聞社が伝えた。

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日本航空は19日、日中関係の悪化を受けて中国路線にこれまでに約3600人のキャンセルが出ていると発表。その内訳は日本発中国行きの便が約3100人、中国発日本行きの便が約500人。さらに、全日空の中国路線でも約7500人がキャンセルし、両社合計で約1万1000人に上った。

日中友好協会は18日、19日出発の日本青少年訪中代表団の訪問予定地だった陝西省西安市と河南省鄭州市の両市をコースからはずすと発表。この両市では大規模な反日デモが発生しており、安全確保のために中国当局がコース変更を要請したという。また「千手観音」のパフォーマンスで有名な中国障害者芸術団の日本全国ツアーも「出国手続きが困難になった」との理由から突然中止に。

中国の河南省鄭州市で19日から開催されている「第8回中国農業博覧会」では、押し寄せる人々の熱気あふれる会場内の片すみで日本企業のブースだけが閑散としている。そこにいた中国人の従業員に話を聞こうとすると、「ただの仕事だから」といってその場から足早に立ち去ってしまった。(翻訳・編集/本郷)

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