Record China 2010年10月15日(金) 22時9分
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14日、中国青年報は、自動車台数の急増によって中国各地で深刻な渋滞や汚染が広がっており、政府や自動車メーカーによる対策だけでなく、ドライバー自身の車に対する意識や利用習慣を変えることが問題解決の重要なポイントであると説いた。写真は中国の車道。
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2010年10月14日、中国青年報は、自動車台数の急増によって中国各地で深刻な渋滞や汚染が広がっており、政府や自動車メーカーによる対策だけでなく、ドライバー自身の車に対する意識や利用習慣を変えることが問題解決の重要なポイントであると説いた。
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記事によると、中国市場で新車販売台数が9月以降大幅に伸びている。9月単月の新車販売台数は前年同期比約40%増の150万台を記録。メーカー別に見ると、GMとの合弁会社・上海通用が中国市場では初めて月間販売台数10万台を記録。フォルクスワーゲンとの合弁会社・上海大衆は同9万3648台、トヨタ系は同7万8000台で同社の中国市場での月間販売記録を達成した。
中国自動車工業協会は「中国市場が09年に世界最大の新車販売市場となったことに続き、今年も世界首位となることは確実で、年間販売台数は米国市場の過去最高水準に匹敵する1700万台に達する」と見込んでいる。
また、北京市では今年上半期(1−6月)、1日平均の自動車増加量が約1900台だった。北京市交通管理部門によると、10月11日現在の北京市の自動車保有台数は457万1000台で、今年に入ってから52万2000台、9月単月では6万1000台増加している。現在のペースで増加が続くと、来年初めには保有台数500万台を突破し、2015年には同700万台に達すると見込んでいる。
しかし一方で、道路の許容能力を超えた自動車台数の増加によって、大都市圏では深刻な渋滞が慢性化している。自動車価格の低下と市民の収入増などによってマイカー購入を実現する家庭がますます増加しており、道路網整備のスピードが自動車台数の増加に追いつかない状況が続いている。
業界関係者は「車の利用コスト引上げと使用率の減少が渋滞を解決するための政府の決め手となる」と見ており、経済的なハードルを高くすることによって市民の公共交通機関の利用を促進するしかないとの見方を示している。
中国工業情報化部装備財富局の王富昌(ワン・フーチャン)副局長は、2020年には中国の自動車保有台数が2億台を超えると予測する。これは、渋滞や大気汚染が北京や上海などの大都市だけでなく、地方都市でも大きな問題となることを意味している。政府による道路網や公共交通機関整備、自動車メーカーによる省エネ・環境配慮型車両の開発などだけでなく、各ドライバー自身の車に対する意識車利用習慣を変えることが問題解決の重要なポイントになるだろう。(翻訳・編集/HA)
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