都市化と工業化の進展で水不足が深刻化=節水型社会への転換が急務に―中国

Record China    2010年10月10日(日) 9時31分

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7日、中国水利部の副部長はこのほど、全国節水型社会建設経験交流会に出席。世界的な気候変動と大規模な経済開発の影響により、中国の水不足はさらに深刻化していると発言した。写真は10年8月、湖北省黄石市の丹江口ダム。建設に伴い33万人の住民移転が必要となる。

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2010年10月7日、中国水利部の胡四一(フー・スーイー)副部長はこのほど、全国節水型社会建設経験交流会に出席。世界的な気候変動と大規模な経済開発の影響により、中国の水不足はさらに深刻化していると発言した。新華網が伝えた。

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水文調査所の調査によると、1980〜2000年における中国の水量は1956年、1979年の調査と比べ明らかに減少している。黄河、淮河、海河、遼河の4大流域における降水量は平均で6%減少。地表水は17%減少した。中でも海河流域は深刻で、地表水は41%も減少したという。

一方で水需要は大きく増えている。2006年から10年にかけ、北京市は年54万人のペースで人口が増加。水需要は6000万立方メートルずつ増加している。こうした都市化の進展に加え、工業の発展も大きく影響している。06年以後、新たに必要となった工業用水は100億立方メートルに達し、新規水需要の3分の1に達している。

11年から始まる第12期5カ年計画では節水型社会建設を目指し、工業分野における効率的な水利用、灌漑用水の有効利用率向上などを推進する。2015年時点の水利用量を6200億立方メートル以下に抑える目標が制定された。(翻訳・編集/KT)

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