2010年10月2日、今年1年間に海外旅行に出かける中国人観光客の数は前年同期比30％増の延べ5000万人、消費総額は同10％増の420億ドルに達する見込みであることが分かった。中国国営ラジオ局・中央人民広播電台の番組「中国之声」が伝えた。

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記事によると、中国人観光客の多くは海外旅行先でホテルや食事代は出来るだけ節約し、その分を買い物に回すという特徴が見られる。それほど購買意欲が旺盛な理由について、中国旅游研究院の載斌（ダイ・ビン）副院長は▽海外旅行に行ける人の割合がまだ少ないため、親戚や友人からも買い物を頼まれる▽ブランド物が中国国内で買うより安い▽ツアー自体が中国人観光客に買い物させる仕組みになっている―としている。

また、中国社会の発展に伴い、中国人がただ物を買うだけでなく買い物する際の環境やサービスをより重視するようになったことも大きい、と載副院長は指摘した。（翻訳・編集/NN）