Record China 2010年10月1日(金) 20時50分
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30日、東京で1週間にわたって開かれた第76回国際ペン東京大会は中国、メキシコ、イラン、べトナムなどの言論弾圧に対する抗議と改善を要求する18項目の決議を採択し、閉幕した。写真は記者会見でのジョン・ラルストン・サウル国際ペン会長。
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9月30日、東京で1週間にわたって開かれた第76回国際ペン東京大会は中国、メキシコ、イラン、べトナムなどの言論弾圧に対する抗議と改善を要求する18項目の決議を採択し、閉幕した。中国に対してはネット検閲の中止や、服役中の民主活動作家の劉暁波氏らの釈放を求め、代表が中国大使館を訪れ、決議文を提出した。
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国際ペンのジョン・ラルストン・サウル会長(カナダ)は日本外国特派員協会で記者会見し「中国のペンクラブのメンバー50人が劉暁波氏らの釈放を求め立ち上がっている」と言明。さらに劉暁波氏へのノーベル平和賞授与の可能性が取りざたされていることをめぐり、中国が授与しないようノルウェー・ノーベル賞委員会に圧力をかけている、とされる問題に触れ、中国の知識人らが公の場で、中国政府のこうした動きに対し懸念を表明していることを明らかにした。
国際ペンは今回大会で、専務理事(事務局長)に評論家の堀武昭・日本ペンクラブ常務理事を選出した。欧米人以外の人が選ばれるのは初めてで、サウル会長は「堀氏と連絡を取り合って表現の自由確保のために国際ペンの活動をさらに発展させたい」と語った。
大会には海外から過去最大規模の85支部、約270人が参加。著名作家を招いて開かれた文学フォーラムなどの公開行事には延べ約6000人が訪れた。(取材・編集/HY)
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