<中華経済>BYDが南方電網と提携、大型蓄電所を建設―中国

Record China    2010年9月30日(木) 6時28分

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27日、広東省深センに拠点を置く自動車メーカー、比亜迪汽車(BYDオート)は、送電大手、中国南方電網公司と、メガワット級の畜電所の共同建設に関して枠組み合意した。

2010年9月27日、広東省深センに拠点を置く自動車メーカー・比亜迪汽車(BYDオート)は、送電大手・中国南方電網公司と、メガワット級の畜電所の共同建設に関して枠組み合意した。BYDが持つ鉄電池(リン酸鉄リチウム電池)技術を駆使して電力網の供給調整を行うもので、スマートグリッドの畜電システムにおける世界的な技術難関の突破を目指す。鉄電池技術を使ったメガワット級の商用畜電所は世界で初という。28日付新浪網が伝えた。

畜電所は広東省深セン市竜崗区に建設。予備システム、独立給電などの補助機能も持つ。9月中に着工し、12月の完成を予定。完成後は深セン市の送電網と接続させる。

畜電所においては、電池の寿命や効率の安定性、外部環境との適応性がこれまでの課題だった。BYDは独自の鉄電池技術を開発し、電池エネルギーの密度を鉛酸電池の4倍以上に高めることに成功。寿命も20年に延ばした。また鉄電池は温度差が大きい環境下でも効率が安定している特徴を持つ。

契約締結式には、BYDの株主である米著名投資家ウォーレン・バフェット氏も立ち会った。(翻訳・編集/JX)

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