2010年9月22日、四川省成都市で開かれた世界自動車フォーラムにおいて、国家発展改革委員会（発改委)産業協力調整司の陳建国副司長は、「エコカー政策は世界貿易機関（WTO）のルールに違反していない」との姿勢を強調した。中国の各メディアが伝えた。

これは中国が進めるエコカー政策について、全米鉄鋼労働組合（USW）がWTOに提訴していたもので、USW側は中国が代替エネルギーや再生エネルギーの分野で巨額の補助金と非合法的手段を用いて国内のメーカーを優遇していると主張していた。

陳副司長は「新エネルギー車の補助金政策は諸外国でも実施している」と述べ、中国が対象としているのは研究開発の段階で、貿易には影響がないはずだと主張した。フォーラムにはWTOのRufus Yerxa副総幹事も出席していたが、この問題に触れることはなかったという。（翻訳・編集/JX)