2010年9月18日、日本の華字紙・中文導報によると、約15年ぶりの円高ドル安が、日本に住む中国人留学生の生活を圧迫している。

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今年8月末、人民元の対円相場がついに100円＝8元台に突入。日本留学の平均学費（1年分）約65万円は2008年のレートでは約4万元に相当していたが、今では5万元を軽く上回る。千葉県にある人気の日本語学校では入学時に2年分の学費を前納することになっており、円高はこの秋に入学する留学生の親たちにとって大打撃だという。

すでに日本に留学中の学生たちの親にとっても、毎月の仕送り額が事実上増えることになり、その経済的負担の増大は避けられない。親の負担を減らすために毎日アルバイト探しに奔走する中国人留学生も少なくないが、その多くが言葉の壁や不景気の影響で仕事にありつけることは絶望的状況だ。

しかしなかには「円高でも別に困らない」と話す学生もいる。彼は国立大学で学ぶ私費留学生だが、成績優秀で学費は全額免除、しかも以前から続けているアルバイトの収入が月10万円ほどになるため、これを生活費にあてながら親の仕送りに頼らない生活を続けているという。（翻訳・編集/本郷）