Record China 2010年9月13日(月) 20時45分
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9日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「地域でその力を示したい中国=岐路を迎えようとしている米中関係」を掲載した。写真は今年8月1日、中国人民解放軍海軍設立50周年記念閲兵式。
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2010年9月9日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「地域でその力を示したい中国=岐路を迎えようとしている米中関係」を掲載した。
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米国防総省は9日、中国との軍事交流の再開に向けて協議を始めていることを発表した。両国にとって外交的な勝利のようにも見えるが、しかし長期的に見れば、ペンタゴンと中国人民解放軍の間にある猜疑心はそうたやすく解消されるものではない。
米中軍事交流の凍結は、アジア地域の戦略概念の転換にともなうさまざまな困難の反映だった。米軍の中国近海での活動に中国政府は不満を高めつつある。たとえ公海上での活動でも、だ。これを受け、米国は活動の権利をもう一度明らかにする必要性を感じている。
南シナ海及び台湾向け兵器売却問題もある。そもそも軍事交流自体の認識にもすれ違いがあるようだ。中国は来年の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席訪米を控えての「プレゼント」として軍事交流再開を考えており、交流そのものを重視している米国との温度差は明らかだ。
かつて冷戦時に米ソが結んだように、中国との海上行動に関する合意作りを米国が推進する可能性もある。しかし両国官僚はともにこうした交渉の進展は難しいと示唆している。中国の軍事力近代化と新たな自信を前に、アジア地域の構造は再調整を迫られることは間違いない。それは地域のリスクを高めることに直結する。
ある韓国の外交官は次のように述べている。「米中のように、ともに大国であり、かつ密接な関係を結んでいる国が、まったく軍事交流を持たないなどということは考えられない。そんなことになれば、問題が起きるのは時間の問題だ」。(翻訳・編集/KT)
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