Record China 2010年9月8日(水) 11時55分
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7日、江蘇省南京市などでザリガニを食べて全身の痛みや脱力感などを訴える人が続出していた問題で、原因不明の横紋筋融解症を発症するHaff病が原因である可能性が高いと発表された。写真は8月27日、山東省済南市内のレストランでザリガニを食べる客ら。
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2010年9月7日、江蘇省南京市などで、ザリガニを食べたことで全身の痛みやしびれ、脱力感などを訴える人が続出していた問題で、原因は魚など水産物を食べて24時間以内に原因不明の横紋筋融解症を発症するHaff病(Haff Disease)である可能性が高いとする報告が発表された。新華網が伝えた。
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中国疾病予防コントロールセンターと南京市食品安全委員会弁公室は合同で記者会見を開き、「原因は現段階では断定できない」としながらも、いまだ原因とされる毒素が特定されていないHaff病である可能性が高いとする見解を発表した。これにより、これまで報道などで指摘されていた「ザリガニ洗い粉」説は否定された形となった。
同弁公室の華文(ホア・ウェン)主任によると、7日正午(現地時間)までに計23人が症状を訴え入院したが、22人は退院、残る1人の病状も安定している。ザリガニを食べた場所は、15人が自宅(計8家庭)で、8人が計4か所のレストランと分散していることから、「たまたまごく少数の何らかの毒素を持つザリガニを食べた人に、一過性の症状が現れた」可能性が高いとの見方を示した。
Haff病は1924年にバルト海のHaff海岸で初めて確認された。何らかの毒素を持った水産物を食べたことが原因とされているが、その毒素がどんなものなのかは特定されていない。米国でも80年代以降、23人が発症、北京でも00年に6人が確認されている。症状の特徴は、水産物を食べてから24時間以内に原因不明の横紋筋融解症を発症することだが、今回の患者にも全く同様の症状がみられたという。(翻訳・編集/NN)
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