Record China 2010年9月7日(火) 15時22分
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1日、香港英字紙は、中国で政府の資金援助を受けていない独立系の映画が増加していると報じた。写真はジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督のドキュメンタリー映画「海上伝奇」。
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2010年9月1日、香港英字紙・アジアタイムズは、中国で政府の資金援助を受けていない独立(インディペンデント)系の映画制作会社やその作品が増加し、注目を集めていると報じた。4日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、中国の今年の映画制作本数は500部に達する見込みで、米国、インドに次いで世界第3の映画生産国となる可能性がある。中国の今年の映画興行収入は15億ドルを超えると予想されている。興行収入の大部分は、ハリウッドの大作や中国政府が資金提供して制作された歴史大作などで占められているが、独立系制作会社やその作品、独立系映画の上映館の成長も著しい。
中国で80年代以降に出現した独立系映画は、中国市民の日常生活の様々な場面をテーマにするなど、内容は多岐に富んでいたものの、上映ルートが限られていることがこれまでの大きな問題点だった。業界関係者は「大部分の映画館はこうした映画を上映しない」と語る。
しかしここに来て、これまでの系列に属さない独立系の映画館などが発展してきたことにより、独立系映画が市民の目に触れる機会が増え、大学や芸術サロンなどでも話題に上ることが多くなるなど、注目度が上がってきている。
香港にある独立系映画の上映館、ブロードウェイ・シネマテーク(百老匯電影中心)の責任者・呉靖(ウー・ジン)氏は「中国の独立系映画にとって、大作映画の上映が増加することは決して悪いことではない。観客の増加に伴い、独立系映画に対する興味も高まる。観客はきっと今までと異なる作品を探してでも見たくなるだろう」と語る。
こうした状況を背景に、北京、上海、南京などではすでに独立系映画とドキュメントフィルムだけを対象にした映画祭が設けられているという。(翻訳・編集/HA)
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