2010年9月3日、人気女優のマギー・チャン（張曼玉）が、開催中のヴェネチア国際映画祭で出演作「The Leopard」の発表記者会見に出席した。新浪網が伝えた。

【その他の写真】

マギーは2004年の「Clean」以降は主演作がなく、昨年はクエンティン・タランティーノ監督作品「イングロリアス・バスターズ」でやっと少しだけ顔をのぞかせた程度。今回のヴェネチア国際映画祭では、オリゾンティ部門にノミネートされたアイザック・ジュリアン監督のショートフィルム「The Leopard」に出演しているが、一切セリフがない女神役で登場している。

久々の映画出演となったマギーだが、「The Leopard」は、アイザック・ジュリアン監督と友人を通じて知り合い、脚本に感銘を受けたので出演を決めたという。セリフなしの難しい役どころだが、「言葉でなく体で表現することを考えた時、その表現力は言葉を通すよりもずっと高くなると思う」と、今回の映画での挑戦を分かりやすく語っていた。

本格的な女優復帰も期待されるが、自分の中では“復帰”という意識はないという。今後も気に入った作品があれば出演し、なければ顔を見せないというスタイルを持続する予定だが、「とは言え、何事も予測はできない」と語り、状況によっては復帰もあることを示していた。（翻訳・編集/Mathilda）