幼児の外国語学習ブームが再び、3歳で「3か国語」も―上海市

Record China    2010年8月31日(火) 17時32分

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31日、中国・上海で英語学習の低年齢化が進んでいる。写真は外国人教師が英語を教えている江蘇省揚州市の幼稚園。

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2010年8月31日、中国・上海で英語学習の低年齢化が進んでいる。新聞晩報が伝えた。

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9月から幼稚園に入園する暁琳(シャオリン)ちゃん(3歳)。両親はともに「80後」(80年代生まれ)のホワイトカラーだ。平日は祖父母の家に預けられ、上海語の環境で生活。週末、両親と話すのは普通語と呼ばれる中国の標準語だ。さらに英語の塾にも通っている。マルチリンガルを目指すシャオリンちゃんだが、今のところ会話の反応が他の子と比べて遅い。

これについて、児童医学センター児童保健科の江帆(ジアン・ファン)教授は「母国語が身についていないうちから、外国語を習っている子供に多く見られる現象」と話す。江教授によると、1度に複数の言語を学ばせることは子供にとって大きな負担。シャオリンちゃんのようになってしまうと、かえって逆効果だと指摘する。江教授は、母国語をしっかり習得した上で、第2、第3の外国語を学んだ方が効率的という考えだ。

中国では、高い授業料を惜しみなくつぎ込んで、まだ3〜4歳のわが子に英語を身につけさせたいという若い親が増えているが、大抵は簡単な単語をいくつか覚えただけで終わってしまう。自分の子が英単語をいくつ知っているかで競い合っている親も多い。だが、江教授は「単語ばかり知っていても会話にならなければ意味がない」とし、単語の暗記を強要するだけでは学ぶ喜びや意欲をそぐだけだと注意を促している。(翻訳・編集/NN)

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