金総書記が延辺朝鮮族自治州を訪問、経済協力が大きく前進か―韓国紙

Record China    2010年8月30日(月) 17時22分

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29日、吉林省長春市を出発した北朝鮮の金正日総書記一行は同省延辺朝鮮族自治州に立ち寄った後、同日午後、黒龍江省ハルビン市に到着した。金総書記が同市を訪れるのは初めて。写真は延辺の中朝国境。

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2010年8月29日、韓国の聯合ニュースによると、吉林省長春市を出発した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記一行は同省延辺朝鮮族自治州に立ち寄った後、同日午後、黒龍江省ハルビン市に到着した。金総書記が同市を訪れるのは初めて。鳳凰衛視が伝えた。

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記事によると、28日晩に長春を出発した金総書記は、延辺朝鮮族自治州を経て、29日午後にハルビン入りし、現地高官と会談した後、市内の産業施設を視察した。それを裏付けるように、延辺朝鮮族自治州延吉の情報筋は29日、同州では特別な来賓を迎える準備をしているが、その来賓は恐らく金総書記であるとの見方を示した。また、北京の情報筋は集安と丹東では特別な兆候は見られないことから、金総書記は延吉や図們を通るルートを選択したと話した。

金総書記の今回の訪中で、「長吉図(長春、吉林、図們江)開発開放先導区」など両国の経済協力が大きく前進したものと見られる。また、北朝鮮が中国に10年間の使用権を認めた羅津(ラジン)港の使用範囲を拡大し、中国東北部の石炭が日本などに輸出しやすくなるよう便宜を図った可能性も高い。

記事によると、金総書記一行が長春を離れる際、中国共産党中央対外連絡部の王家瑞(ワン・ジアルイ)部長が歓送式に参加した。金総書記は長春で、農業博覧会と吉林農業大学を視察した。三男の正銀(ジョンウン)氏を連れて、故金日成(キム・イルソン)主席の母校、吉林毓文中学を訪れたとの情報もある。

金総書記が宿泊したとされる長春・南湖賓館の関係者によると、同総書記の滞在中、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が同ホテルを訪れた。両首脳は、韓国の哨戒艦「天安」沈没事件以降の朝鮮半島情勢や北東アジア情勢などについて、意見交換したと見られる。(翻訳・編集/NN)

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