中国人の死因トップは「がん」、過去30年で8割増―中国衛生部

Record China    2010年8月28日(土) 16時20分

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26日、中国人の死因トップはがんで、毎年180万人が亡くなっていることが分かった。過去30年間でがんによる死亡率は80%も増えている。写真は3月、北京で行われた募金運動。

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2010年8月26日、中国人の死因トップはがんで、毎年180万人が亡くなっていることが分かった。過去30年間でがんによる死亡率は80%も増えている。北京日報が伝えた。

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今月18日〜21日、国際対がん連合(UICC)主催の世界がん会議が中国で初めて開催され、世界94か国・地域から約3000人の代表が参加した。中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長は開会式のスピーチで、「過去30年間で中国人のがん死亡率は80%増え、毎年260万人が新たにがん患者となり、180万人が亡くなっている」と述べた。

特に多いがんは、肺がん、肝臓がん、胃がん、食道がん、大腸がんの5種類。がんの罹患率が高いのは中国西部と農村部で、死亡率も都市部より明らかに高い。

また、UICCによると、08年の世界のがん患者の数は

1270万人、がんで死亡した人は760万人に達した。がんによる死亡者数は、エイズマラリア、結核による死亡者数の合計を上回っており、このままでは30年には毎年2600万人が新たにがん患者となり、年間の死亡者数は1700万人に達すると見られている。

このほか、がん患者の半数以上が低・中所得国在住で、30年までにはこれが70%にまで増加する見込みだ。患者の住んでいる場所が生存率を左右しているのが現状で、低・中所得国の80%以上の患者はがんに対する知識が乏しいため早期発見、早期治療の機会を逃していた。50年には世界のがんによる死亡者の4分の3を低・中所得国が占めると予測されている。(翻訳・編集/NN)

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