「自転車王国」再び!?大幅に落ち込んだ利用者数の回復へ試行錯誤―北京市

Record China    2010年8月29日(日) 11時5分

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20日、自転車の利便性などを見直しエコ生活を提唱するために、北京市でデンマーク大使館主催の「自転車に戻ろう」キャンペーンが行われた。

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2010年8月20日、自転車の利便性などを見直しエコ生活を提唱するために、北京市でデンマーク大使館主催の「自転車に戻ろう」キャンペーンが行われた。デンマーク大使、中国の女優・黄奕(ホアン・イー)さん、清華大学の学生などが参加した。26日付で中国新聞社が伝えた。

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記事によると、北京市の自転車はかつて1000万台を超え、「自転車王国」の異名をとったが、近年北京市民が自転車を利用して外出する機会が激減している。しかし北京市当局は今後3〜5年間かけて自転車利用を増やす政策を実施し、市民生活に自転車を「復活」させることを計画している。

北京市では歩道や自転車専用道を自動車が走ったり、違法駐車により歩行者や自転車の安全性が脅かされていることで、自転車など「環境にやさしい」交通手段の利便性が奪われている。同市工商連の李少華(リー・シャオホア)副会長は、「北京で自転車に乗る人々は、歩道を走るか、一般道を自動車と併走するしかなく、自転車は安全ではない」と指摘した。

記事によると、05年には30.3%だった自転車で外出する人々の比率は、10年には17.9%に激減。また、自動車を利用する人の44%が5km以内の走行距離にとどまっており、自転車で十分代替可能だとみられている。(翻訳・編集/津野尾)

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